皆さん、パチンコで儲かってますか?
今回はホールの出玉が多い日と、少ない日の真実について深掘りします。
皆さんの立ち回り戦略に、役立つことを目指した記事内容です。
出玉を多くするか、少なくするかは、どのようにホールが決定しているのでしょうか?
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基本は平日に出玉を多く週末に回収
まず初めに、ホールが出玉を多くする日について概説します。
↓
結論は以下の通りです。
・ 過去のイベント日
・ 取材日
・ 新台の導入
これらの日に出玉を多くすることが、パチンコ店の一般的な経営方針です。
ホールは客の期待に応えたい
ホールごとに異なることもありますが、私が観察した限りでは、上記の日には大抵出玉を多くしています。
過去のイベント日や取材日は、イベントを行えなくなったホールにとっては重要な集客日です。
したがってホールは、意図的に期待を裏切ることを避けたいと考えます。
そのため、どの機種でどれだけ出すかを計画的に決めて、当日は盛り上がりを見せます。
これは、意図的にコスト(経費)をかけてでも、ホールの意欲を示す行為です。
平日は甘く週末は厳しめに
月間を大まかに分類すると、
「平日は甘く、週末は厳しめ」
という経営方針が設定されていることが多いです。
これはパチンコ店の定番戦略であり、店が安定して運営されるための基本方針となっています。
出す日と出さない日のバランスを取る
出玉が多い「出す日」と、それに対応する出玉が少ない「出さない日」を設定する必要があるためです。
出玉を出してばかりでは、赤字になって経営が成り立ちませんからね。
例えば、盛大に出玉を出して赤字に終わった日があると、そのバランスを取るためにどこかで厳しい回収が必要になります。
店側としては、玉を出し続けることも可能ですが、経営を持続させるためには利益が必要不可欠です。
そのため、取材日などを除く週末は、特に回収が行われやすい傾向にあります。
次に平日と週末の出玉方針について、もう少し詳しくご説明します。
平日は常連客に向けて出す
平日に出玉を多くする主な理由は、常連客をターゲットにしているからです。
常連のお客様には継続して来店していただき、安定した稼働を形成することが目標です。
そのため、これら常連客には大きな負けを味わってほしくありません。
平日に様々な機種を甘く設定することで、常連のお客が大きく負けにくくなり、結果として来店頻度が増えます。
さらに数日連続で勝つと、彼らが店を口コミで宣伝することが増え、店舗にとっての相乗効果が生まれます。
月曜日はアケ戻しで出す
また、特に週末の厳しい回収設定の後の月曜日は、出玉を多くする傾向があります。
休日明けの月曜日には、一般的に「アケ戻し」と呼ばれる出玉の調整が行われることが多く、特に海シリーズや他の主要機種では、積極的に出玉を増やす努力がされます。
さらに月曜日は、新台入替の日としても知られています。
現在のパチンコ業界では、イベントの開催が制限されているため、新台の導入が一種のイベントとして機能しています。
このため、新たな機種が導入される月曜日には、一定の盛り上がりを期待し、出玉の還元を積極的に行うことが望ましいとされています。
週末は回収日として設定
週末には回収を行うのが、一般的なパチンコ店の戦略です。
これは休日には常連のお客だけでなく、不特定多数の方が来店するためです。
その理由としては、非常連のお客に多くの出玉を出してしまうと、平日に来店する常連のお客への還元が困難になるためです。
出る台出ない台にメリハリがある
土日にしか来店できない常連の方々にとっては、少々不利な状況になる可能性があります。
しかし、「回収」と言っても、パチンコが全台回収になるわけではなく、スロットが全台最低設定になるわけでもありません。
毎週の休日が全く出ないと、常連のお客も含めて多くの人が足が遠のいてしまうため、店側は巧妙に調整を行います。
この調整は、店長の技術に左右されます。
イメージとしては、平日は全員が3,000円勝つような設定に対し、休日は5,000円勝つ人もいれば10,000円負ける人もいる、というバランスです。
つまり、「平日は全体的に負けにくい設定」に対して、「休日は勝つ人と負ける人の差が大きくなりやすい」という、メリハリのある設定になります。
週末は、出る機種と出ない機種を明確に分けつつ、全体的には利益を多く得るように調整します。
カンではなくデータで判断する
これらのことは、データを見ることで理解が深まります。
データは例えば、データロボサイトセブンなどを参照し、行きつけの店の動向をチェックしてみてください。
このサイトは多くの方に利用されており、機種選びにおいては「感」ではなく「データ」に基づいた判断が求められます。
店は利益目標を達成させる
さて、これまでの説明で平日と週末の役割については、お分かりいただけたかと思います。
ここからは、週末に重点的に回収を行う、もう一つの理由を詳しくご説明します。
その答えは、計画された利益を確実に実現するために、数字を合わせる必要があるからです。
「平日に出して、週末に回収」という運営スタイルは、すべて月間の利益目標を達成するために設計されています。
例えば、12月であれば、月間の売上と利益目標を4週間に分割し、それをさらに1日ごとに割り当てます。
そして、1日あたりどれだけの売上が必要で、それに対してどれだけの利益を確保しなければならないのか?を計画します。
この計画に基づいて営業が行われるわけですが、時には「1週間の営業で利益が3日分しか得られなかった」という事態が発生することがあります。
これは平日に出し過ぎたり、週末に設定の低い機種が、予期せず大当たりを出してしまったりすることが理由です。
利益調整日には注意する
このように、計画を下回る利益しか得られないことはよくある話です。
この場合は、不足分をどこかで補う必要がありますが、これが週末に行われることが多いのです。
週末に「ボッタクリ」と感じられることが多いのは、このような利益調整のためです。
打っても一向に当たらない日は、誰もが経験したことがあるでしょう。
そのような日は、週末の通常の回収日をさらに強化した「利益調整日」である可能性が高いです。
この「利益調整日」は、計画された利益に到達するまで続きます。
そのため、毎週週末に出玉が良いという店は注意が必要です。
どんなに評判の良い店でも、毎週の週末が出ているということはあり得ません。
月初に出ていた場合、月の中~後半にかけて、どこかで回収が行われるはずです。
店は出る日と出ない日を意図的に調整
パチンコ店は日々、「出る日」と「出ない日」を選択して運営しています。
(これには遠隔操作などの不正手段は、一切関与していません)
理由は、店舗が盛り上がりを見せつつ、月間の目標利益を確保する必要があるからです。
このバランスを理解し、上手に立ち回ることが求められます。
常に出し続けるわけにはいかず、またずっと回収してばかりでは顧客が足を遠のけます。
そのため、店長は自店の状況を見極めながら、店を盛り上げる役割を担っています。
利益が無ければガセイベントになる
記事の冒頭で「取材日」「旧イベント日」「新台入替」を主な出玉の多い日として挙げましたが、最終的には利益の確保が最優先されます。
たとえば、取材日が激熱であっても、その日を含む期間中に月間目標利益が見込めない場合、その日は回収日に変更されることがあります。
これがいわゆる「ガセイベント」の実態です。
利益度外視で出すのは珍しい
現在のパチンコ業界の状況下で、利益を度外視して大胆に出玉を出す店長は珍しいです。
多くの場合、過度に出すと集客は見込めますが、その一方で利益が減るので、店長は会社から責任を問われます。(ボーナスが減ったり降格させられたりします)
店長は取材日などの大切な日までに、必要な利益をしっかりと確保する必要があるのです。
土日に出ていれば回収の兆候
先にも触れたように、どの日にどれだけ出すか、またどの日に回収するかというメリハリが、店長の腕の見せどころです。
通常は大きく出ないはずの土日に、特定の機種が異常に出ていたりすれば、それは次の取材日や翌週に、回収が行われる兆候かもしれません。
店長の技術は重要ですが、確率という予期せぬ大当たりを完全に制御することはできません。
パチンコは釘・運・引きが決め手
とは言え、パチンコでの勝敗は主に「釘」「運」「引き」によって左右されます。
出玉が多い台や、機種は日々変わります。
常日頃から通っている方なら、どの台が出るかを見極めるのはさほど難しくないでしょう。
しかし、たとえ釘をアケ調整しても出ないことはしばしばありますし、逆に釘が厳しくても、たまには大きく出ることがあります。
結局のところ、1日という短いスパンで見れば、すべては運次第です。
他の店舗でたまに遊技してみても、釘が締まっていても運が良ければ勝てると思うかもしれませんが、大抵の場合は負けてしまいます。
勝つためには「釘」の良し悪し、「運」の有無、「引き」の強さがすべて揃う必要があります。
これらが全てそろえば、勝つ確率は格段に上がりますが、そろわない時は負ける確率が高くなります。
シンプルに言えば、3万円負ける人がいれば2万円勝つ人もいて、残りの1万円がパチンコ店の利益となります。
お店もお客さんも「思う通りにならない」のが、パチンコの面白さかもしれませんね。