パチンコ負け組養分からの卒業!

パチンコは満18歳になってから!

GW期間中のスロットの設定状況:低設定のまま放置される台について解説!

 

GWの長期休暇中における、スロットの設定について解説いたします。

長期休暇中は一般的に設定が厳しく、低設定のまま固定されるとよく聞きますが、真実はどうなのでしょうか?

私が以前、スロットの設定を担当していた経験を基にお話しします。

※パチンコは満18歳になってから!

【先に結論】

・GW期間中は常に設定1で運用されることが多い

・過剰な回収が行われても、設定の見直しは行われない

・バラエティ機や低貸しスロットは常に低設定が続く

 

連休中のスロットは低設定が基本

このブログを通じて何度もお伝えしていますが、 

  • ゴールデンウィーク(GW)
  • お盆
  • 年末年始

といった長期休暇中のスロットやパチンコは、出玉率が低迷します。

理由は回収のための期間だからです。

パチンコの釘設定は最も厳しく、スロットもほぼ例外なく設定1で運用されます。

(今回の説明はスロットにフォーカスして行います)

 

私が勤めていたのは、15店舗を擁する著名なチェーン店です。

他の店舗の店長からも、連休中に高設定を入れたという話は一切聞かれません。

競合他社の店舗も頻繁に視察しましたが、どこも同様に回収を最優先していました。

それを踏まえると、長期休暇中に高設定を入れているホールは存在するのでしょうか?

もし連休中に回収しないのなら、どのようにして収益を確保しているのか?

非常に興味があります。

 

連休中のスロットの設定配分

私がスロットの設定を担当していた際の、実際の設定配分をご紹介します。

時代は少し前の話ですが、ホール側の思考を理解するのに役立つかもしれません。

換金率5.5枚の20スロに基づいています。

 

平常営業の設定配分の例

通常の営業日の設定配分を、まずは紹介します。

たとえば、人気のジャグラーシリーズでは、平日の8~9割が設定1か2に設定されています。

残りは設定4か5になります。

10台のジャグラーがあれば、約8台が設定1か2で、残り2台は設定4から6の配分です。

イベント時は設定5や6を積極的に配置し、週末は設定4が最高で、設定5や6は1台だけといった具合に、その日の割数目標に応じて設定を変えます。

 

私はメリハリある設定配分を好むため、「設定1もあるが、設定5や6も用意してある」

というスタイルを採用しています。

これらの設定は、店長によって異なります。

一部の店長は、「高設定を入れない代わりに設定1も入れない」という、平均的な設定を好むことがあります。

知り合いの別の店長は、オール設定2で運営していたこともあります。

「確率の波で自然と出る」というのが、その店長の考えです。

 

私はこの「オール設定2」という配分には魅力を感じず、実施しません。

5.5枚の高価交換であっても、機械割100%を超える台がないということは、その店のスロットで勝てる見込みがないからです。

ジャグラーは長く愛される人気機種です。

常連客も固定しています。

粗利よりも稼働を優先し、お客さんが勝てる設定を毎日用意しています。

お客さんにはメリハリのある設定配分で、高設定台を探す楽しみがあります。

そして人気機種であれば、設定5や6をフル稼働されても、他の設定1や2の回収台を打ってくれるので、結果的には機種全体で見れば割数が落ち着き利益を得ることができます。

 

連休中の設定配分の例

それではGWなどの大型連休時には、スロットの設定はどうなるのでしょうか?

ジャグラー10台中、全台が設定1か2に設定されます。

高設定の5や6はおろか、中間設定の3や4も配置しません。

仮に甘くする場合でも、設定4か5を1台だけ配置する程度です。

出玉を出す気はさらさらありません。

 

また、設定2では中途半端なので、GW期間中は9台を設定1で固定し、残り1台のみ設定4か5で運用することがあります。

この設定4や5の台は、目立たないように配置を日替わりで変更します。

いわゆる「見せ台」としての役割です。

設定5を見つけた幸運なお客さんは勝負ができますが、9割のお客さんは設定1を選んでしまいます。

5.5枚交換で効率よく回収するためには、設定1をベースにする必要があるのです。

 

連休中は設定1で放置する

ここからが重要な点ですが、GW連休中は上記のような設定配分が続きます。

連休中は、毎日が回収のための日だからです。

何があっても設定を上げることはありません。

基本的には連休の初日に設定1を設定して、連休終了までその状態を維持します。

一般に「ベタピン放置」と呼ばれるこの方法では、出玉を出す意図は一切ありません。

※「ベタピン」とは、最低の設定1を連日続けて運用することを指します。

 

回収し過ぎてもベタピン放置

連休中のスロットの厳しい実態を示す、一例をご紹介します。

ベタピンでの運営中、設定1よりも厳しい確率へ偏り、予想外に強く吸い込む日があります。

これにより、店側は大きな黒字を達成します。

通常の営業日なら、予定を超えた吸い込みがあった場合、設定を上げて一部還元することが普通です。

そうしなければ客足が遠のき、稼働率が下がる可能性があるからです。

 

しかし、GWなどの大型連休中は異なります。

回収が予想を上回っても、

「ラッキー!計画よりも早く目標利益を達成できそう」

と考え、設定を上げることはしません。

これが平常時と連休中の設定配分の大きな違いです。

 

お客さんはよく、

「昨日出ていないから、今日は出るだろう」

「この台は3日間出ていないから、そろそろ設定を上げて出すだろう」

と予想します。

通常営業ではこのような予測もそれほど悪くありませんが、大型連休中は全く異なります。

「昨日出ていなくても、今日も出さない」

「3日間出ていないが、連休が終わるまで引き続き出さない」

というのが店長の方針です。

連休中は、どれだけ回収してもベタピンでの放置を続け、出すことについては一切考えていません。

 

出過ぎた場合はベタピン確定

逆に、GW連休中にスロットが予想以上に出てしまった場合、設定配分はどう変わるのでしょうか?

この場合、ジャグラーを含む主要機種であっても、問答無用でオール1の設定が確定します。

予定していた回収日に出過ぎてしまったため、翌日以降でその分を回収しようとするからです。

 

「出ちゃったから仕方がない」

「確率が上振れしただけ」

では、店長は本社から許されません。

本社からの指示である、その月の目標粗利は絶対に達成しなければなりません。

連休中に出過ぎてしまった場合は、本気で設定を締めて利益を取り戻そうとするでしょう。

もう、中途半端な設定配分にはしないのです。

 

オール1で出てしまった時、それが唯一「仕方がない」と言い訳ができる状況です。

もし、GW連休中にスロットが出ているホールを見かけたら、それを「連休中でも出す優良店」と考えるのは危険です。

「予想に反して出てしまったため、翌日からは大規模な回収が行われる」と考えた方が賢明でしょう。

 

バラエティや5スロはベタピン

ジャグラーを例に設定配分を説明しましたが、オール1ではなく、10台中1台は「見せ台」的な設定を入れることがあります。

この理由はジャグラーが看板機種であり、店にとって長期的に重要な機種だからです。

もちろん、過度に回収して稼働を落とさないための措置でもあります。

しかしこの考えは、ジャグラーのようなメイン機種に限られます。

入替えが早い機種や、バラエティコーナーの機種、低価貸しの5スロなどは別です。

これらの機種は、連休中はほぼ間違いなくベタピンで運営されます。

それはこれらの機種が、通常営業時でも設定に期待は薄いためです。

 

理由を簡単に説明すると…

・短命機種は機械代の早期回収が必要であるため、稼働が落ちる前に回収します。

・バラエティは人気が低く、一台のみ設置されることが多いため、出すメリットが少ないです。

・5スロなどの低価貸し機種は、20スロと同じ経費がかかりながら、売上は4分の1に留まり利益が出にくいためです。

 

【結論】GW連休中は打たない方が無難

もし連休中にスロットを打つなら、ジャグラーのようなメイン機種を選ぶと、設定1を避ける可能性が若干あります。

しかし、設定がベタピンであることが濃厚なGW中に、スロットを打つのは避けた方が良いでしょう。

数少ない、そして確実性のない高設定に期待することは、ほぼ勝算のないギャンブルに挑むことと同じです。