連休が終わった後の「パチンコ店の出玉状況」について詳しく説明します。
よく「連休中はパチンコの出玉が少ない」と言われますが、その連休が終わった後はどうなるのでしょうか。
また、連休前の出玉にも注目が集まります。
※パチンコは満18歳になってから!
【先に結論】
・連休の前や後では、連休中に比べて出玉が多くなります。
・ただし連休直前や、連休直後に出玉が多くなるわけではありません。
・新台の導入が判断基準の一つです。
連休明けは連休中に比べ出玉が増える
「連休」と一口に言っても、祝日が含まれる3連休やお盆、年末年始などの長期連休があります。
ここでは、特にゴールデンウィークの連休を例に説明します。
まず、ゴールデンウィークなどの長期連休中は、一般的に出玉が減少する回収期間となります。
お盆や年末年始、新年の休日、そして月曜日が祝日にあたる3連休も同様です。
さて本題に入りますが、ゴールデンウィークの連休明けには、パチンコおよびスロットの出玉が通常営業に戻ります。
これまでの回収モードだった釘や設定を、連休前の状態に戻すのです。
したがって、単純な比較をすると、
「連休明けは連休中に比べて出る(出やすい)」
と言えます。
連休明けの回収は難しい
ゴールデンウィークが終わると、多くの人が仕事に戻り、日常の平日が再開されます。
しかし連休直後の平日は、通常の平日とは少し異なる特徴があります。
その一つは、連休中の超回収によって、多くのお客さんの手持ち資金が底をついてしまったことです。
さらに、「もう出ない…勝つことができない」というネガティブな印象が強まります。
次の給料日まで資金がないため、「また負けるかもしれない」という期待が持てない状態です。
結果として、ゴールデンウィーク明けのホールは稼働が低下し、非常に閑散としてしまいます。
このような状況では、更なる回収は難しくなります。
お客さんが少ない状態でさらに回収を試みると、お店自体が存続の危機に陥る可能性があるからです。
連休中のような回収はできませんが、連休明けには出玉を多くする調整が必要です。
パチンコはギャンブルであり、常に負け続けると誰もが期待を失います。
時にはお客さんに勝たせることも大切です。
連休中に大損をしたお客さんに、連休明けは少しでも勝たせてあげなければ、「あの店には二度と行かない!」と切り捨てられることもあるでしょう。
このため、「連休明けは連休中よりも出玉が多くなる」とされるのです。
全額還元は行わない
連休明けのパチンコ店は、連休中に回収した利益を全て還元するわけではありません。
よく「出玉を増やす」と聞くと、「赤字になるほど還元する」と勘違いされることがありますが、それは誤解です。
連休中に高収益をあげたからといって、それをすべて還元するなら、連休中にボッタクリ営業を行った意味がなくなってしまいます。
連休中の出ない印象を少し和らげるために、回収した利益の一部を還元する程度です。
パチンコ店が実際に赤字になることは、新店舗のグランドオープン時の最初の1週間くらいです。
その他のリニューアルオープンや大きなイベント日でさえ、多く出しても損益分岐点(チャラ)が限界です。
※チャラ=収支がゼロになること。
チャラの営業であっても、人件費や光熱費などの経費がかかるため、経営上は赤字になります。
パチンコ店は基本的に収益を上げるためには回収営業が必要で、連休明けに連休中の全利益を還元することはありません。
※一般的にパチンコ業界で「出す」「チャラ」と言った場合、それは経費を考慮せずに見た粗利益の話です。
日々の経費を補填した後に残る利益が、パチンコ店の実際の収益(純益)となります。
従って、損益分岐点の営業は、実質的には店にとって大きな赤字です。
ここには「還元」「出す」「赤字」という用語に対する、お客さん側とお店側の認識の違いが存在します。
分かりやすい例を挙げてみましょう。
あなたが県外までパチンコ遠征に出かけ、交通費や宿泊費で2万円使ったとします。
その遠征で1万円勝った場合、この状況でパチンコが利益を上げたと言えるでしょうか?
この理解ができれば、「パチンコ店は基本的に回収営業である」ということも納得がいくはずです。
連休明けすぐの出玉に期待薄
連休が終わったからといって、すぐにパチンコに足を運ぶべきではありません。
なぜなら、連休明け翌日から即座に出玉が増えるとは限らないからです。
確かに連休が終わると、釘の調整や設定は通常営業に戻されますが、これは単にボッタクリ回収をやめるだけのことです。
連休明けに出玉を緩和するものの、「出すなら新台入替やイベント時に出す」と計画するホールも多いため、過剰な期待は禁物です。
連休明けを正確に把握する
では、連休明けは具体的にいつからかというと、2024年のゴールデンウィークを例にすると、5月7日(火)からが連休明けです。
ゴールデンウィークは4/27(土)から始まり、4/30(火)から5/2(木)は平日ですが、5/3(金)から5/6(月)は4連休です。
一部の人は4/27(土)から5/6(月)までの10連休を取る場合もあります。
この場合、5月7日(火)は明確に連休明けと言えます。
この日に新台入替や大きなイベントが予定されていれば、出玉に期待が持てるかもしれません。
しかし、4/30(火)から5/2(木)の間は、カレンダー上は平日とされていますが、連休中と同じく回収日と考えた方が良いでしょう。
多くの人が休みを取っているため、通常の平日よりも来店が見込めるからです。
この期間中のイベントは、実際には出玉を増やす意図のない回収目的のイベントの可能性が高いです。
2024年の場合、4/27から5/6までを「10連回収日」と考えることが妥当です。
パチンコ店のチラシにも注目してください。
「5月6日まで休まず営業!」という表現は、「その期間は利益を狙って営業している」という暗示かもしれませんので、注意が必要です。
連休明けでも出ない場合がある
例外的に、連休明けであっても出玉が期待できない機種やホールが存在しますので、注意が必要です。
特に出玉が期待できないのは、次の新台入替で撤去が予定されている機種です。
これには稼働終了が近いか、検定期限が切れる機種が該当します。
パチンコ店では、撤去予定の機種には出玉を配分しない傾向にあります。
出玉を期待できるのは、新台や主力機種などの将来性が見込まれる機種に限られます。
連休明けにすべての台が出るわけではないため、機種選びが重要となります。
また、連休明けでも出玉を期待できないホールとは、具体的には倒産する(閉店する)予定のホールです。
これらのホールでは既に閉店が決定しているため、出玉を増やす意味がなく、最終的には回収に全力を注ぐことが考えられます。
さらに、パチンコ店が突然閉店する前触れとしては、以下のような兆候があります。
- スタッフの数が目に見えて減少している
- コーヒーワゴンサービスがなくなる
- 明らかに客足が減少している
- 常連客が訪れなくなる
- 必要な修理(トイレの故障など)が放置される
- 新台の導入予定がない
- 貯玉サービスの終了
これらのサインを見逃さないようにし、無駄な投資を避けるためにも、直感を信じることが重要です。
特にゴールデンウィークのような大型連休後は、計画倒産を図るホールが増える傾向にあるため、「最後に大量回収して閉店」というケースには特に警戒が必要です。
倒産するホールで遊技をすることは、時間と金を無駄にする行為ですので注意しましょう。
連休前の新台入替期待大
次にここからは、連休前の出玉状況に焦点を当てます。
特にゴールデンウィークのような大型連休前に、多くのホールが新台を導入することは注目に値します。
この期間は特に狙い目です。
連休中に客足を増やすため、ホールは連休前には出玉を増やし、お客さんが勝つように調整するからです。
例えば平日に勝利した人は、その週末に再び来店する傾向があります。
連休前も同様の心理が働きます。
古くから「休み前に餌をまく」とか「薪を入れる」という言い方をパチンコ店で聞くことがありますが、これは一定の根拠ある事実です。
連休前に多少出しても、連休中にそれ以上の回収が見込めるため、ホールにとっては利益のバランスを取ることが可能です。
さらに連休前に良い印象を与えることで、連休中の稼働を伸ばす効果もあります。
ゴールデンウィーク前の新台入替は特に狙う価値がありますが、新台に手を出す際は慎重に行動することが大切です。
最近の新台は導入コストが非常に高く、寿命も短い傾向にあります。
そのため新台の初日から、積極的に回収を図るのが一般的です。
そのため看板機種の方が、より安定した成果を期待できるかもしれません。
また、連休直前の期待は危険が伴います。
新台入替とは言え、長期間にわたって出玉が続くわけではありません。
最も出玉が良いのは導入初日で、その効果は約3日間が限界です。
連休前日は次の日が休みということで、仕事帰りの客が多く訪れるため、通常の金曜日のような状況となります。
来店が多い日は基本的に回収モードが強くなるので、連休直前までの遊技は控えるべきでしょう。