最近、月曜が祝日になることが増え、年に数回、3連休が発生しています。
さらにゴールデンウィークやお盆、年末年始といった長期休暇も存在します。
このようなパチンコ店の祝日や連休について、今回はその出玉の傾向について詳しくご説明します。
※パチンコは満18歳になってから!
【先に結論】
・祝日にパチンコ店での回収が多くなります。
・3連休の間は基本的に出ません。
・祝日の最後の日も出ません。
・祝日は通常よりも配当が低めに設定されています。
祝日はパチンコ店の回収台が増える
まず明確にお伝えしますが、祝日にはパチンコ店での出玉は期待できません。
一般的に祝日は、日曜日と同様に考えられるからです。
パチンコの週末は、平日に比べても回収が多くなると言われています。
祝日も同様に、平日よりも回収台が多くなります。
ですから、祝日には朝早くからパチンコを打ちに行くことはお勧めできません。
高い確率で損失を出すことになるでしょう。
祝日は休みの人が多い
「どうして週末や祝日には出ないのか?」
と疑問に感じる方もいるでしょう。
その答えは単純で、多くのお客さんが休日にパチンコを楽しむために訪れるからです。
平日は忙しくてパチンコを打ちに来る時間が取れない人や、仕事の後にしか時間が取れない人が多いです。
しかし、週末や祝日には、そうしたお客さんも朝から店を訪れます。
お客さんが多く来店することが予測されるならば、わざわざ多くの出玉を出す必要はありません。
パチンコ店がイベントを開催したり、新しい機種を導入して出玉を増やすのは、客を集めて収益を上げるためです。
これはいわば「営業努力」です。
しかし、週末や祝日はすでにお客さんが多いため、特別な営業努力をする必要がありません。
だからこそパチンコ店としては、出玉を出さずに回収に注力するのが自然だと思います。
パチンコ店が「利益を追求するビジネス」であることを忘れてはなりません。
平日はそこまで回収できない
「では、平日は回収日でないのか?」と疑問に思うかもしれません。
確かに、パチンコ店は常に利益を追求しているため、平日でも回収は行います。
しかし、土日や祝日と比較すると、平日の回収はそれほど積極的ではありません。
その理由は、平日に過剰な回収を行うと、お客さんの満足度が下がり、ホールの雰囲気が悪化するからです。
パチンコ店も商売の一つです。
利益を出すために営業を行いますが、お客さんも利益を求めて来店します。
しかしパチンコは、お店とお客のどちらかが必ず損をする構造です。
パチンコ店は、お客さんに利益を期待させながら、実際には出玉を出さずに利益を上げようとします。
出玉を大量に出すと赤字になるため、見かけ上は出しているように装い、お客さんを騙して利益を上げます。
では、お客さんをどのように騙すのかというと…
「今日は勝てるかもしれない」
「なんとなく当たりそうだ」
という期待を持たせて、お客さんにお金を使わせます。
実際には出玉は少ないものの、勝利の可能性を感じさせることが重要です。
考えてみてください。
空いているパチンコ店で、本当に勝てると思えますか?
例えば・・・
・駐車場が空で、ほとんど従業員の車しか停まっていない。
・各島に一人しか座っていない。
・遠くの台から時折聞こえる大当たりの音。
・データカウンターがほとんど回っていない。
これらは極端な例ですが、こんな状況では「出そうにない…勝てない…」と感じるのが自然です。
出玉に期待が持てない場合、お客さんはお金を使いたくないでしょう。
そのためお客さんが少ない平日は、土日や祝日ほど積極的に回収しないのです。
「回収しない」というより「回収できない」というのが実際のところです。
平日に過度に回収を行うと、さらに稼働が減少してしまいます。
祝日は出ているように見える
祝日についての話に戻りましょう。
土日や祝日にはお客さんの人数が多いため、実際にはそれほど出玉がなくても、出ているかのような雰囲気が漂います。
・駐車場が満車
・空き台がほとんどない
・ホール内が活気に満ち、騒がしいほど
・データーカウンターが、各台それなりの数字を示している
対照的に、前述の空いているホールの例と比べると、こちらの方が「勝てるかもしれない」と感じるはずです。
実際には出玉が多くなくても、多くのお客さんが遊技しているため、人間の心理としては出ているように錯覚します。
つまり、お客さんが多い(稼働率が高い)土日や祝日は、平日に比べて回収がしやすくなるのです。
これが祝日が回収日である、と言われる理由の一つです。
その店にとって祝日は回収日
ここで少し補足します。
土日祝が平日に比べて出ないのは、優良ホールであれ、ボッタクリ店であれ同じです。
確かに優良なホールでは、土日祝にも出玉を出すことがありますが、それでもそのホールにとっては平日よりも出ていません。
また、一般的に評判の悪いボッタクリ店では、毎日が回収日のようなものです。
しかし平日には営業努力をして、土日祝よりは出玉を出しています。
土日祝は平日よりも回収の割合が高いのですが、これは「そのホールにとって、土日や祝日は平日よりも回収する(出ない)日」という意味です。
店舗間での「横の比較」ではなく、同一店舗の異なる日における「縦の比較」を考えてみてください。
もし、同じパチンコ店を利用するのであれば、土日祝よりも平日の方が出玉に期待できる可能性があります。
逆に言えば、ボッタクリ店の平日であっても、基本的にはボッタクリであるということです。
店選びには慎重になりましょう。
三連休は全て回収日で出ない
祝日を日曜日と同じと考えると説明しましたが、その結果、年に数回ある「土曜日から祝日の月曜日」までの三連休は全て回収日になります。
実際にこのような三連休は、パチンコ店にとっては大きな利益回収のチャンスです。
なぜなら、単純に回収を行う日曜日が1日増えるため、それによって大きな利益を確保できるからです。
パチンコ店の店長が、釘や設定を行き当たりばったりで調整しているわけではありません。
実際には「経営計画表」というものを用いて、月の売上や粗利の目標を日々の配分で計画的に達成していくよう調整しています。
平日はお客さんの数が限られているため、売上や粗利の回収には自然と限界があります。
その結果、土日や祝日を利用して、利益の不足分を回収する必要が出てきます。
もちろん「祝日の金曜日から日曜日」の三連休も、3日間全てが回収日なので出ることはありません。
三連休に行くよりも、忙しくても平日の仕事後に短時間パチンコを楽しむ方がまだマシだと考えています。
三連休の最終日でも出さない
「三連休の最終日は出るのか?」という疑問がしばしば見受けられますが、既に説明した通り、最終日でも出ません。
出玉を増やすのは、三連休が終わった翌日の平日からとなります。
これは「出す」というより、平日の通常の調整に戻すという感じです。
ただし、三連休の初日や2日目に過度に回収しすぎた場合、最終日の3日目は回収を若干緩めることもあります。
ただし、誤解しないでほしいのは、回収を緩めるといっても、平日と同じような出玉の調整にはならないということです。
逆に、初日や2日目で予想以上に出てしまった場合は、最終日の3日目はさらに厳しく調整することもありますので注意が必要です。
大型連休中もすべて回収日
三連休だけでなく、4連休やそれ以上の大型連休も、全て回収日です。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始やお正月など、連休の長さに関わらず、これらもすべて回収日にあたります。
多くのお客さんが仕事を休んでパチンコ店を訪れるため、店舗はこれを利用して積極的に回収を行います。
連休の各日には多少の調整が行われるかもしれませんが、平日と比べて明らかに回収に重点を置いていることは間違いありません。
例えば、カレンダー上では祝日でなくても、仕事を休む人が多い日が連休中に存在します。
大手企業が実施するゴールデンウィークの10連休のような場合、これら全ての日を日曜日のような回収日と見なしてください。
基本的に祝日やそれを含む連休中は、パチンコを打ちに行くべきではないとされています。
【結論】祝日は平日より予定割数が低い
記事中でも触れたように、店長は「経営計画表」を用いて釘や設定の調整を行っています。
そのなかで、土日、祝日、そして連休中は平日に比べて予定割数を低く設定しています。
予定割数が低いということは、出玉を増やす意図がないということです。
具体的な割合は各本社からの指示によりますが、少なくとも土日祝の割は平日よりも低いということを覚えておくと良いでしょう。
逆に言うと、平日の方が割を低くして営業しているホールがあれば、その戦略がどういったものなのか知りたいものです。
現実には、パチンコ店が年間数千万〜数億円の利益を上げている一方で、99%のお客さんがトータルで負けています。
明らかに負けが見込まれるにも関わらず、多くの人がパチンコを打ちに行くという現象が見られます。
これはお客さんが、パチンコ店の戦略にまんまと騙されている証拠です。
パチンコの勝ち組になるには、この事実に気付くことができる人だけが成し遂げることができます。
パチプロはこの事実を理解しており、大型連休中にはわざわざ打ちに行かないのです。