パチンコやスロットの遊技中、多くのプレイヤーが直面するのが「ハマリ」です。
ハマリがなければ、もっと楽に勝てるのに~と思いますよね。
では、ハマリを避ける方法は存在するのでしょうか?
ここでは、ハマリを回避する方法と、ハマリから脱出する方法を詳しく解説します。
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【先に結論】
・ハマリを完全に回避する方法は存在しない
・ハマった際は、遊技を続ける他に方法はない
・ハマるならば持ち玉でハマることを推奨
・ハイエナ戦略でハマリを回避
- ハマリを完全に回避する方法はない
- パチンコでハマった時の対処法
- サイコロを例に確率のハマリを解説
- パチンコでハマリ中に気を付けるべき点
- 遊タイムや天井狙いでハマリを避ける
- まとめ:ハマリを乗り切れるかはメンタル次第
ハマリを完全に回避する方法はない
残念ながら、パチンコやスロットで、ハマリを100%避ける確実な手段はありません。
これはパチンコやスロットが、完全な確率に基づいて大当たりを抽選しているためです。
各機種における大当たりの確率でのみ抽選が行われるため、具体的にいつ当たるかを予知することはできません。
「波を読む」という表現がありますが、これは過去の抽選結果に過ぎず、未来の波を予測することはできません。
また、確率が関与しているため、「あと何回転で当たる」ということも定まっていません。
そのため、確率による抽選で大当たりを逃し続けた場合、それがハマリとなってしまいます。
ハマっても確率は変わらず同じ
大当たりのメカニズムをここで解説します。
パチンコはスタートに玉が入る瞬間に、スロットはレバーをオンする瞬間に、それぞれの当たりかハズレかの抽選が行われます。
当然、その抽選の確率は、遊技台の設定やスペックに依存します。
ここで重要な点は、大当たり確率は常に固定されており、どのような状況であっても変わらないということです。(設定が変更された場合を除きます)
たとえ連チャンしていても、大ハマりしていても、大当たりの確率は一定です。
連チャンしていると「これ以上当たるわけがない」と感じがちですが、実際の大当たり確率は変わりません。
逆に、大ハマりしている時に「そろそろ当たるだろう」と思うことがありますが、大当たり確率は変わらず、その思い込みにより当たりやすくなるわけではありません。
次の1回転で当たる確率は同じ
大当たり確率は、過去の抽選結果によって変わることはありません。
これまでにどれだけハマりがあっても、どれだけ連チャンがあっても、次の一回転での大当たりする確率は、その機種固有の確率に従います。
これは基本的なことですが、ハマりが続くと非科学的な考えに陥りやすいため、注意が必要です。
この事実から明らかなように、パチンコやスロットで意図的にハマリを避ける確実な方法は存在しません。
結局のところ、すべては確率に左右されるのです。
「ハマリは避けられない」と割り切ることが、精神的にもプレイにも良いかもしれません。
パチンコでハマった時の対処法
ハマリを完全に回避する方法はないため、パチンコやスロットを遊び続ける限り、必然的にハマる瞬間が訪れます。
そうした状況に直面した時、どのように対処すればよいのでしょうか?
以下で、ハマりから脱出するための具体的な方法を解説します。
まず答えから言うと、根気よく続けることが最善策です。
打ち続けて確率の収束を待つ
「ハマリ」とは確率の偏りが原因で、しばらく大当たりが出ない状態のことを指します。
しかし、この状態が永遠に続くわけではありません。
それはなぜかというと、長期的に見れば確率はその平均値に収束するからです。
例えば、大当たり確率が1/319の台で遊んでいて、ハマり中は実戦値が1/700になることもあります。
さらに深刻なハマリでは、実戦値が1/1500を超えることもあります。
こんな時、もう当たらないと感じるかもしれませんが、これは運が悪いためであり、大当たりの基本確率が変わったわけではありません。
確率は1/319のままであり、次の1回の抽選で当たる確率も1/319です。
ハマリとは、偶然によって1/319を引けなかった結果、実戦値が一時的に1/700などになっただけのことです。
もし遊技を続ければ、その実戦値は元の1/319に徐々に近づいていくでしょう。
これを「確率の収束」と称します。
ですから、ハマった際の対処法としては、そのまま引き続き打つことが推奨されます。
確率はすぐに収束するとは限らない
確率がいつ収束するかは、予測不可能です。
大当たり確率は一定であり、その値は変わりません。
もし、ハマリが発生した際に確率が上がるなら、収束に至るのはより早くなるでしょう。
しかし、先にも述べた通り、ハマリの間も大当たりの確率は1/319のまま変わりません。
そのため、ハマリが発生したとしても、その収束がすぐに訪れるとは限らないのです。
500回転でハマリが発生した後、直ぐに当たることがあれば、それは幸運ですが、1000回転までハマりが続くことも珍しくありません。
最終的には、すべては確率に左右されます。
ですから、ハマった際の最も有効な対処法は、当たるまで粘り強く遊技を続けることです。
サイコロを例に確率のハマリを解説
パチンコやスロットで説明した確率のハマリ(偏り)や収束を、もっと分かりやすくするために、サイコロを使った例で説明しましょう。
サイコロも基本的にはパチンコやスロットと同じ、確率に基づくゲームです。
各数字が出る確率は1/6です。
この場合、サイコロで「1」が出たら大当たりとします。
実際にサイコロを振ってみると分かりますが、「1」が連続で出ることもあれば、しばらく「1」が出ないこともあります。
たとえば、2~3回連続で「1」が出ることは珍しくありませんし、10~20回振って「1」が一度も出ないことも、それほど稀なことではありません。
そこでサイコロを振っても「1」が出ない場合、どう対処するか考えてみましょう。
もちろん、サイコロに細工をしたり、外部から何らかの不正な力を加えることはできません。
これはパチンコやスロットで言うところの、遠隔操作や不正改造に相当します。
結局のところ「1」が出ない限り、ただひたすらにサイコロを振り続ける以外に方法はありません。
たとえ直前に「1」が頻繁に出ていたとしても、またはほとんど出ていなかったとしても、次にサイコロを振った際に「1」が出る確率は常に1/6です。
思い込みや念じることで、運を呼び込むことは不正ではありませんが、それによって「1」が出やすくなるわけではありません。
どんなに運が悪かったとしても、確率は1/6に変わりありません。
これをパチンコやスロットに置き換えてみれば、ハマリを完全に回避することが不可能であることが理解できるでしょう。
また、ハマった際に打ち続ける以外に対処法がないことも、明らかになるはずです。
パチンコやスロットも、サイコロと同様に完全な確率で抽選されているという事実を理解してください。
パチンコでハマリ中に気を付けるべき点
パチンコやスロットでハマりが発生している際に、意識すべき点を次に説明します。
このアドバイスは、実際にハマる前にも考慮すべき重要な事項です。
ボーダー超えの台かをチェックする
パチンコやスロットを遊ぶ際に最も基本的な点は、あなたが遊んでいる台は、ボーダーラインを超えているか?どうかです。
つまり、期待値がプラスになっているかどうか?が問題です。
ボーダーラインとは、理論上、出玉(収支・期待値)がプラスとなる最低限必要な千円あたりの回転数を指します。
スロットにおいては、機械割が100%以上の設定を有する台を選ぶことが、これに該当します(等価交換の場合)。
ボーダー以下の台や、機械割が100%未満の台では、打つほどに理論上出玉が減少し、期待値がマイナスになっていきます。
「ハマリを避ける方法はないため、とにかく打ち続ける」と言いましたが、期待値がマイナスの場合は、そもそも遊ぶべきではありません。
そのような台は、即座に打つのをやめるべきです。
ハマる前に、ボーダーラインや台の設定をしっかりと見極め、適切な台選びを行うことが大切です。
これにより無駄な投資を避け、より勝てる立ち回りで遊ぶことが可能になります。
持ち玉でハマった方が有利
等価交換を行っていない場合、ハマリ時には持ち玉で遊ぶことが資金的に有利です。
たとえば、現金でプレイすると1玉あたり4円の損失が出ますが、持ち玉を使用すれば1玉あたり3.3円の損で済みます(例:30玉交換のホール)。
ハマリは避けられない現象なので、打つなら持ち玉で乗り切るのが賢明です。
しかし、ハマリがいつ発生するかは予測不可能です。
そのため、通常から持ち玉を利用して遊ぶ方が、全体的に見て利益を保ちやすいです。
貯玉も持ち玉と同様に考えられるので、これを積極的に活用することが推奨されます。
よく見かける「当たったらすぐに交換して、再び現金を投じる」というプレイスタイルは、経済的にはお勧めできません。
遊タイムや天井狙いでハマリを避ける
「ハマリを完全に回避する方法は存在しない」という前提のもと、ハマリを効率的に避ける立ち回りが存在します。
それがハイエナ狙いや天井狙いです。
この戦略は、パチンコやスロットの完全確率からは少し話が逸れます。
具体的には、パチンコでの確変潜伏や遊タイムを狙ったり、スロットでの天井狙い、ゾーン狙い、リセット狙い、リーチ目の拾いといった技術を活用します。
こうした戦略は、一定の知識を持ち、周囲の状況を注意深く観察することができれば、誰でも実行可能です。
確率のハマリは通常の遊技で避けることはできませんが、ハイエナ戦略や天井狙いを使えばハマリを効果的に回避できる可能性があります。
まとめ:ハマリを乗り切れるかはメンタル次第
パチンコもスロットも、根本的には「確率ゲーム」です。
ハマリの発生も、いつ大当たりが出るかも、すべて確率に左右されるため、ハマリを意図的に避けたり、強制的に当たりを引き寄せることは不可能です。
そのため、理論的に見ればボーダーを守りつつ、感情を排して機械的にプレイを続けることが求められます。
しかし、理解していても実際に深いハマリに直面すると、精神的な負担は非常に大きくなります。
特に期待値が高い状況や、高設定台に座っている時にハマると、そのストレスは増大します。
たとえば、「期待値が+2万円なのに、1000回転もハマった」という状況は、心理的には厳しいものがあります。
このような時も、理論上は打ち続けるしかありません。
設定6であっても、ハマリは起こりうるのです。
多くのプレイヤーは、こうしたハマリに耐えかねて途中でギブアップし、台を放棄してしまいます。
設定が高くてもボーダーを超えていても、途中で投げ出すのは非常にもったいない行動です。
しかし、パチンコプロや、スロットプロは違います。
彼らは確率が最終的に収束することを知っており、それを信じて閉店まで粘ることで、結果的に収支をプラスにしています。
プロであっても「そろそろ当たるだろう」と感じることはありますが、それをオカルトとして捨て、感情をコントロールすることができるのが、素人との違いです。
したがって、ハマリを乗り切るカギは、いかにして自分の感情を抑え、機械のように冷静にプレイを続けられるかにあります。
この精神的な強さが、成功への分岐点となるでしょう。