「ジャグラーは出玉の波に乗ることが重要だ」
「低設定であっても、運次第で勝ち逃げも可能」
といった意見があります。
ジャグラーでは、設定が本当に関係ないのでしょうか?
この点について、専業プロとしての私の知見と実践をもとに詳述します。
※パチンコは満18歳になってから!
BIGが集中すれば設定不問で勝利可能
週末にマイジャグ5をプレイし、2日間で合計143回のペカを数えました!
1日目:9,474回転、BB43・RB21、合算1/150
2日目:9,577回転、BB45・RB27、合算1/129
この期間の利益は+38,400円で、両日とも設定3であると推定される状況でした。
私の体験から、ジャグラーにおいては、設定3でも理論上のビッグを引ければ勝つことができます。
実際にBIGが集中すれば、設定に左右されずに勝利することも珍しくありません。
設定3での特徴的な傾向は次のようになります。
1. 高設定のような頻繁なジャグ連でよく当たり、高設定と誤認されることがある
2. 想定よりも深いハマリが少なく、大体500回転以内に当たりやすい
3. 後半にレギュラー不足が生じ、設定に疑念を抱かせる
4. 単独レギュラーやチェリーの当たりが一定数存在する
大勝ちが難しい場合もありますが、設定3であればショボ勝ちを目指すことは十分可能です。
設定4や5が確定と断言できるには、1日に30回以上のレギュラーが必要だと私は考えています。
しかし、ジャグラーは単純なゲームとは言えません。
高設定でのビッグの独走や、低設定でもレギュラーが連発することもあります。
私が遭遇したマイジャグVの例では、8,300回転でBB58・RB18、5,600枚の出玉を記録していましたが、これでは設定判断が難しい状況でした。
これらの実体験を踏まえ、ジャグラーへのアプローチと戦略についてご紹介します。
1台の合算値だけに惑わされない
多くのお客さんは、合算1/200の台を目にすると「期待薄」と判断します。
逆に、1/110という好条件の台が空いていれば、すぐに場所を確保します。
しかし、その前に一旦立ち止まって考えてみてください。
単一の台のデータだけでジャグラー全体を評価するのは、多くのリスクを伴います。
たとえば、目の前の台が1/200であっても、他の台を含めた全体の平均が1/135であれば、私はその1/200の台を選びます。
一方で、1/110の台がBB20・RB5で、レギュラーが殆ど引けていない場合は、合算値が良くても慎重に判断するべきです。
ぶどうカウントは必要なし
ぶどうの数を計算しても、勝利に直接結びつくわけではないことが分かり、私は途中で数えることをやめました。
現在はぶどう逆算ツールを利用しており、これによりより多くの回転を確保しています。
実際のところ、ぶどうの数が本当に役立つのは、6,000回転以上の多い回転数をこなした後のことです。
500~4,000回転の範囲では、ぶどうの確率が大きく変動するため、あまり役に立ちません。
例えば、2,000回転でBB4・RB4、合算1/265で30,000円を消費した場合を考えてみましょう。
この時、ぶどうの確率が1/5.3であれば、ぶどうの数に判別を依存している人は更なる投資をするでしょう。
他の指標が悪くても、良い確率のぶどうに惑わされてしまいがちです。
そして最終的に、「ぶどうは良かったが、設定は低かった。自分の判断は正しかった」と自己正当化してしまうこともあります。
このような思考パターンに陥ることは、避けたいと私は感じています。
ハマりにも耐えられる心構え
私が専業時代に体験した、ジャグラーでの最大ハマりは1,570回転に及びます。
ジャグラーの高設定であっても、突然当たりが途切れることはしばしばあります。
そして静かになったかと思えば、突然連チャンが始まることも。
しかし、連続するハマりへの恐怖心は無用です。
先々週、マイジャグVを打っていた際、朝一から2,500回転でピークを迎え、その後7,300回転まで下降を続けたものの、8,300回転目にV字回復して大勝ちに繋げました。
レギュラー不足に耐えながらの勝利です。
高設定では、大幅な上昇後に一時的な下降が見られることも珍しくありません。
その下降期を耐え抜くことで、次に座る人が大出玉を享受することなく、自分が上昇の波を捉えることができます。
深いハマリの連続は低設定の危険性
500回転ハマり、続いて800回転、その後も400回転以上当たらない状況は、ほとんどの場合、設定1または2である可能性が高いです。
高設定の場合、このように深いハマリが連続することはまれです。
その台が以前に良好な挙動を示していたとしても、深いハマリが続けば設定を疑うべきです。
700回転ハマった後、100回転以内に頻繁に当たるような場合は、判断が難しい場合もあります。
例えば、設定4や5の可能性がある台でも、1日に500回転、600回転、700回転と深くハマることは珍しくありません。
私が遭遇したファンキー2の台では、8,800回転でBB43・RB40を記録していましたが、その中には1,228回転のハマリも含まれていました。
これは高設定であっても、深いハマリが起こりうることを示しています。
並びで高設定が配置される可能性
隣の台が良好な挙動を見せている場合、その両隣にも高設定が配置されている可能性が高いです。
朝一で自分の台がパッとしないからといって、すぐに諦めるのは早計です。
次にその席に座る人に、出玉を奪われてしまいます。
特にイベント日には、ホールが並びで高設定を用意する傾向があるため、このような配置が見られる場合は、その台を粘る価値があります。
高設定でも朝から反応が鈍いことがあり、後半に上昇することもあります。
私は自身で5,000回転までたった400枚のプラスだった台が、最終的に7,700回転で3,400枚のプラスを記録した経験があります。
ビッグ連発だけで設定を判断しない
ビッグが連続して出ているときの喜びは大きいですが、それが必ずしも高設定を意味するわけではありません。
ビッグに偏っていてレギュラーが少ない台は、設定に慎重な判断が求められます。
マイジャグVやファンキー2、Sアイムジャグラー、ハッピーVⅢなど、高設定の特徴としてレギュラーが頻繁に発生することがあるからです。
そのため、ビッグだけが連続してもレギュラーが付いてこない場合は、グラフが右肩上がりであっても注意が必要です。
レギュラー地獄からの脱出
ビッグが引けずにレギュラーが多発することで、投資がかさんでしまい、最終的に耐えかねてやめる人も多くいます。
先週の金曜日に私の近くでプレイしていた人は、マイジャグVを8,000回転でBB19・RB48という「REG地獄」の状況で打ってました。
しかし、このようなREG偏りが見られる場合でも、他にポジティブな判別要素があれば、それは高設定の可能性を示しているかもしれません。
REG地獄は、たとえ出玉が伴わなくても、追い続ける価値はあります。
無意味なはしご打ちは避ける
次々と空いている台を試す「はしご打ち」行為は、AT機などでは一定の効果が期待できるものの、ノーマルタイプのジャグラーには向いていません。
ジャグラーは天井機能がないため、この方法では結果を出すことが困難です。
頻繁に台を移動する人は、根気がない、資金が限られている、あるいはジャグラーでの長時間プレイにおける勝利経験が乏しい可能性が高いです。
まとめ:確率論と期待値を心掛けつつ…
これまでご紹介したのは、私がジャグラーに取り組む際の立ち回り方法です。
GoGoランプの光を見るたびに、その魅力に引き込まれ、何度見ても飽きることがありません。
AT機やスマスロも魅力的ですが、ジャグラーのペカリは特別な癒しになります。
ここで紹介した立ち回りは、あくまで私個人の経験に基づいたものです。
昔から一貫して、これらの原則に沿ってジャグラーに挑んできました。
一部、オカルト的な要素も感じられるかもしれませんが、結果的に収支はプラスであり、その効果と根拠は確かなものがあります。
ジャグラーでは確率論と期待値計算が基本となりますが、私のように設定に捉われずにフレキシブルに立ち回ることも、一つの有効な方法だと思います。